Q&A
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光防虫器の機能・効果

光防虫器を使うメリットは?

①すべての飛翔害虫に対して防除効果があります。

②農薬散布を減らすことができます。

・固定式の光防虫器では、農薬散布回数を1/2~1/4まで減らすことが可能です。(10アールあたり6~10台設置の場合)

・農薬散布の時間と労力を軽減でき、人体への悪影響を少なくできます。また、薬剤散布による周辺環境への悪影響も少なくすることができます。

③殺虫剤散布を減らすことができます。

・殺虫剤のように害虫の薬剤耐性化が起こらないため、使用中に防除効果が減少することはありません。

・害虫を光で誘引して捕獲するため、殺虫剤や忌避剤などの様に園外に害虫を追い出して他の園に迷惑をかけることはありません。

・設置台数によっては、殺虫剤を不要にできます。

④天敵など他の防除方法との併用が可能です。

⑤特に黄化えそ病、黄化葉巻病、退緑黄化病対策に効果的です。

黄色や青色の粘着板との違いは?

①太陽光の影響による捕獲効率の減少がありません。

光防虫器は、自ら光を放つため、太陽光の影響によって捕獲効率が減少することはありません。

粘着板は、太陽光の粘着板による反射光を見て害虫が寄っていくため、以下の環境条件で捕獲効率は減少します。

・雨天・曇天のとき、夜間。

・太陽光が減衰する遮光フィルムや保温用フィルムなどを設置しているとき。

・粘着板が太陽光の方向に向いていないとき。

②光源近くに飛来した害虫を吸引捕獲します。

粘着板は害虫が板に止まらない限り捕獲できませんが、光防虫器は光源近くに飛来してくる害虫を吸引するため捕獲できます。

(粘着板を設置当初は、良く捕獲されますが、数日すると粘着板近くまでは来ても、Uターンする害虫が現れ始めます)

③多様な害虫を捕獲可能です。

カメムシ類や甲虫類など多様な害虫を捕獲して防除します。

投光器型の防虫灯との違いは?

①全方向に光が照射されるため、影ができにくいです。

・投光器型の防蛾灯の場合、光に指向性があるため影ができ、害虫が園に侵入できます。

・光防虫器GN型では、光が全方向に照射されるため、影ができにくく、園への侵入を抑制します。

②少ない設置数で効果があります。

・20アールあたりの設置数は、GN型は1灯ですが、投光器型の防虫灯は4灯の設置が必要となります。

・また、GN型は設置・移動・撤去も簡単に行えます。

光防虫器の導入・設置

光防虫器の導入はどのようにすればいい?

初めて光防虫器の導入をご検討の場合は、弊社までお問い合わせください。

専門の担当が現地へお伺いし、圃場の状況を把握した上で、最適な防虫対策をご提案します。

設置はどのようにすればいい?

・GAC型でコナジラミ類、GACA形でアザミウマ類を防除する場合は、発生が多い場所で、ランプの位置が作物の先端より下方になるように吊るなどして設置してください。

その際に作物に軽く触れるなどして、害虫を飛翔させると特に効果的です。

・GR型、GDF型で夜が類防除の場合、作物で光の死角ができないように、光源の位置が作物の先端より上方になるように吊るなどして設置してください。

・GN型は、なるべく園の中央に設置してください。

果樹の場合、樹木の先端より1~2m上部に光源がくるように支柱の長さをお選びください。

また、施設栽培では、施設の外にGN型を設置しても有効です。

・露地栽培の場合、鉢スタンドや支柱などで設置してください。

詳しくは、光防虫器の「取り付け説明書」をご参照ください。

どのくらい設置すればいい?

GAC型で10アールあたり6~10台が目安です。

施設の入口、両サイド、天窓の下、連棟ハウスの谷間の下、換気の時など害虫の侵入しやすい所、あるいは暖房機の吹き出し口や、空気のよどむ所、施設内で温度が高くなる所など生息数が多くなる所に重点的に設置してください。

初めて設置される場合は、お問い合わせください。弊社の担当者が現地視察に伺います。

光防虫器のメンテナンス

その他

設置はどのようにすればいい?

GRC型、GAC型、GACA型は、マルハナバチやミツバチなどのハチを放飼している圃場でも、ハチ保護網(別売)を取付けて使用可能です。